2019年1月25日金曜日

全俺が泣いた

中三君が実力テストや模試で、彼の希望校の「標準」からすれば、安定した「足りない結果」しか出してないにもかかわらず、一向に勉強に取り組もうとしない現状。
ので妻に「これから中三はどう取り組むべきなのか具体的に書いてっ!私も書くけど!」て言われて。
僕が。
急に。
まあ妻が具体的に僕とメイクラブしてくれるのなら、何か書こうか、頑張ろうかと思うものの正直困ったのだ。
具体的にっ!と言われても俺、中三じゃないし。
彼に何が足りないのか、どこを伸ばすのかとか、わかんないんですよね。

ということで。書いたやつ。

「If:僕が15歳に戻って、これからいきなり高校入試だったら」
今更このタイミングで受験なんて、どう考えても手遅れでセーブポイントここかよと、クソゲーが!
と神様を詰りつつも僕はこうする。
この際、せっかくだから絶対受かる。
今度は時計を忘れない。
今度は絶対失敗しない。
楽しい弾けた高校生活が僕を待っているのだ。

これから残された1ヶ月!
時間を計るなどして普段から、できるだけ本番だと思って、焦るほどの緊張感をもって、過去問をやり潰す。ほぼすべてのパターンをやり潰す。間に合うか?
いろいろなパターンがあるが、まずは基本的な、みんな解けるので落とせないところをリズムよく淡々と解けるように練習するしかない。
前回は、若さにまかせて記憶力に頼って怠っていたのだが、今回はその日のうちに答え合わせをして確認する。
自分のミスを確認するのは、悔しくて面倒くさいが、なぜ間違えたのか、自分の間違えパターンを把握する。その上で、また過去問にかかる。
同じような問題だったら確実に解けるようにして、自信を取り戻す。
クリア時間も短縮して本番で見直し時間ができるように練習する。
この練習がだんだん楽しくなってくるはずだ。

集中力は思考のスピードだ。
もう時間が無いのでスピードを上げるしか無い。
絶対間に合わせる。
運転と同じだ!
問題を認知して解き方を判断して自分を操作する。
問題を解くとき自分が間違えやすい、注意すべきポイントがあることがわかってくるはずだ。
とにかく疲れるまでやって、休憩する。
休憩では糖分をとったり冷えたお茶を飲んだりする。
ママも許してくれるだろう。
暗記は暗記する機会を増やす。どこでも脱力時間にもできる。暗記物は常に持っておく。
ゲームは頭が疲れるだけだな。今する必要があるだろうか?(反語)。
思えばあの頃、ドラクエⅡが発売されてやっていたような気がする。
あれまだクリアしてないな。
受かった奴らは春休みにでも、ゆっくりお楽しみだったんだろうなあ。
ク!ソ!が!
ラジオも音楽も、本番中には聞けないので、
聞きながらの勉強は、緊張感が必要な本番対策として疑問があるし、
脳みそのリソースも使うので休むときだけ、煮詰まったときだけにしよう。

よしやるか。
やってやる。
絶対に失敗しない。
今度こそ、受かったときのみんなの顔が見たい。

とここまで書いて。
ああ、ほんとにあの時見たかったなあっ!
て急に思って思わず声を上げて泣いたおっさん(僕)がいたという話。

あの時は泣きはしなかったが、家族みんなの慰めるでもなく励ますでもなく、ああ落ちたんだ、喜べないなって言う空気が、痛みなく、みんなと僕を傷つけていたのだ。
って今ようやく解った。

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