2018年10月25日木曜日

釈然としない話

猿蟹合戦だが。
この寓話の流れはこうだったように思う。

蟹はおにぎりを拾って食べようとしたところ、通りかかった猿に柿の種(越後製菓ではない)と交換しようと持ち掛けられました。猿によるとおにぎりは食べたらそれでおしまいだが、柿の種を植えれば早くて8年後にはたくさんの柿がなるからお得ですとのこと。
さすが霊長類、先のことまで見ているなあと蟹は感心して交換に応じたのでした。
こうして初代の蟹は若干物騒な歌を歌いながら、柿の種を植えると寿命が尽きるまで水をやったり肥料をやったりお世話をしました。そして初代蟹から数代を経た柿守可児衛門はとうとう実がなる時を迎えたのでした。
そこにまた猿がやってきます。猿は柿の木を見上げると蟹に、柿の実が落ちるのを待つのもよいが、取って食べてみたらどうか、というのですが残念ながら蟹は木には登れません。では俺が取ってやるよ、と木に登る猿。ところが猿は木の上で赤く熟した柿を食べるだけでいっこうに柿をくれません。蟹はちょっとちょっと、話が違うんじゃない?と怒るのですが。そして猿は、うるさいな、これでも食らえ、と青く固い実をとって蟹に投げつけたのです。憐れ蟹は柿の実に潰されて死んでしまいました。
可児衛門の遺族は猿の被害者の会に連絡を取ります。集まった栗と蜂と臼と牛の糞と復讐の計画を練るのでした。
猿の留守中に猿の家で待ち伏せをします。体を温めようと囲炉裏に近づいた猿に真っ赤に焼けた栗が体当たり。火傷した猿は冷やそうと水甕の蓋を開けるのですがそこには蜂が。
慌てて飛び出した足元にあった牛の糞で足を滑らし、屋根から落ちてきた臼に潰されて猿も死んでしまいました。
殺ったね!

ウィキを参考にしました。
で。
蟹、猿、柿の種、柿の実、柿の木、蜂、栗、は動植物。このうち柿の実だけ意識がない。
(柿の種と柿の木は蟹の物騒な歌で急いで大きくなったと思われる。従ってセリフはないが何らかの意識があるのではないか。)
おにぎり、柿の実、栗は食べ物。このうち栗だけ意識がある。
臼は植物の死体。
牛の糞は中には大腸菌などが生きていると思うが、ウンコ。死体のようなもの。両者には意識がある。
登場キャラすべて有機物ではある。
栗は焼身自殺している。
蟹は復讐の主犯だとすれば栗に自殺を強要したことになる。
おにぎりを作ったのは誰?

てな話を夕ご飯の時に妻としていたのだが、妻の説は「蟹など人間以外のものが擬人化されているのだが、本来は人の話を動植物や身の回りの物に置き換えた逆擬人化の話なのでは」というもの。
なるほどねえ。
スリルショックサスペンス。
昔々とある藩で起こった、家老猿渡、勘定奉行蟹谷、悲嘆の蟹谷の娘を慕う若人、蜂谷、栗原、臼井、牛越による復讐劇といったところか。

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