黄金比自体は絶対的な美の基準なのかも知れないが、この動画では寸法を取ってくるところが、バイクによって、まちまちみたいで、かなりどうにでもなる感じなので、イマイチ信用出来ない。
占いのようだ。
僕は人によって見ているところ、気になるところ、取り出す寸法がまちまちなのだろうなという考察的感想を持った。
かっこ良くしたいがために、最初から黄金比ありきになってしまうと、それは窮屈な話ではないだろうか。
カッコいいけどどうしてだろうって、自分のカッコいいを集めてみて、共通点として黄金比が当てはまるのだったらそれは有りだと思うけれども。
飛行機の話にしてみようと思う。
ラプターってカッコワルイと思いません?
今までのトムキャットやらイーグルやらファントムなんかと比べて。
フランカーって異端な感じでカッコいいと思うけど、ラプターは全くそう思わない、僕はね。
それはなんでだろうって思うのだ。
いろいろ平面図を使って測ってみた。
図の上に寸法を入れてその比を出してみる。測ったところは全長(TL)と機首部分を除いた長さ(L1)、翼がある部分の長さ(L2)、の3箇所。L1はキャノピーの後端から尾翼後端まで。L2は翼の前端から尾翼後端まで。
F22ラプター TL/L1=1.426 TL/L2=1.810
F14トムキャット TL/L1=1.608 TL/L2=1.464
Su22フランカー TL/L1=1.589 TL/L2=1.986
キ61 三式戦飛燕 TL/L1=1.852 TL/L2=1.329
となった。
黄金数は1.618…なので、一番近い比を叩きだしたのはトムキャットのTL/L1、ついでイーグル、そしてフランカーのTL/L1となる。そう言えばトムキャット、好きな人多いですよね。
TL/L2には近い値が無い。
ということは翼の前後長をカッコよさの要素として見ていないということなのだろう。
トムキャット、イーグル、フランカーは第4世代ジェット戦闘機として分類されていて(ラプターは第5世代らしい)大雑把に言って、悪い意味でいい加減に言って「より大きくて、より速く、だからより強い」を目指していた世代なので、カッコ良く見えるのは当たり前なのかもしれない。
というか、黄金比と一定の相関が当てはまる部分があって、やってみてこっちがびっくりしたところ。
第5世代は戦術思想が違い進化した方向が違うので、見た目の同じ所を比較するのは可哀想なのかもしれない。コソコソ行動して、殺られる前に遠くから撃って殺るっていう発想は勿論有りだと思う。パイロットが死なないのがベストなのだからね。
ラプターをカッコいいと感じるためには、僕の見方を変えなければいけないらしい。
だが、それは断る。
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