2015年11月6日金曜日

最近のおもいで


思い返せばどんどんと楽しみにしていたことを片っ端から思い出の行李に詰め込んでいく旅路だ。

皆さまは、おおむね晴ていた週末からいかがお過ごしだったでしょうか。

最近の土曜日。
またもや近所の仲良し小学生、小六郎と柿之進と連れ立って野営に出かけた。

前回良かったのでまた来てしまった、とある野営場。
設営は小学生に丸投げし、私は火の準備。
 晩御飯は柿之進の要望ですき焼き(予定)だ。
ジリ公。
別にビートルズがたいして好きでもない(たいして嫌いでもないけどもが)私だが、同じくさほど好きでもないだろう私の母堂が「ビートルズコラボシャツ」を送ってきたので着てみた。
我ながららしくないなあと思う。
真面目な休日のおっさんみたいだ。
こういうチェックのシャツは学生時代の同級生を思い出すねえ。みんないつも同じ服着てたな。
すき焼き、 なかなか上手くできたらしい。
見切りの国産牛、特売のネギ、大根、そしてシメジ、マイタケ、豆腐、こんにゃく、何故かモヤシ、ゴボウが入っている。大根は白菜の代打だ。まだ白菜が高いのと、白菜を煮た時の風味が時々くどく感じるのだ。大根のほうがさっぱりしている。
肉2パックほどで鍋が空いたので、次は特売の愛媛豚、ニラ、小松菜、を入れ、塩コショウ味の鍋を作った。また2パックほど豚肉を投入したのだが、なべ底から3センチくらい肉の層になっていて、見るからに作りすぎた様子だったのだが、さらに湯でうどんを3玉加えてしまった。
いつもは心配になるほど食べる小学生二人だが、さすがに食べ切らなかった。
明日食べればイイやととっておく。
 寒くなってきたので火遊びも楽しいのだが、薪も明日のために取っておかなければならないので寝ることにした。
20時前だが。よい子と疲れた大人は寝る時間だ。

21時半くらい、テントの周りをキューキュー言いながら走り回る何かの気配で目を覚ます。
小六郎も目を覚ましていた。
外に出て確かめようとすると「大丈夫?」と心配そうだ。
「さあどうだろうねえ」と言いながら外に出ると。
こいつはヤバい。
大変なとこに来てしまったと少し後悔。

…ドキドキしたが何もいない様子だ。
新居浜とか西条が見える。
多分子連れイノシシがふざけていたか、放し飼いで誰か散歩させていたか、そんなとこだろうと思った。
この後風が出始めて、大げさにいうとテントごと飛ぶんじゃないかという感じで揺れ始めた。

柿之進も目を覚まし「寝れん!」と言い出す。今まで完全に寝ていたのは忘れている。
 天候悪化ならば撤収も考えんといかんかなと、片づけを始めた。
小学生には将棋をして時間をつぶしてもらっていた。わずか10手で勝負がついたらしい。

23時には風がやみ静かな夜に。
大人しく寝てしまった。
明けて日曜。
 朝だ。まあまあ寝れた。

朝ご飯はジリの父上直伝のコンビーフ焼き飯とカップスープ。
それと昨日の残りの豚肉とニラとうどん。
どれもなかなか美味しかった。
昔実家ですき焼きをすると次の日の朝はすき焼きの残りに、うどんを加えたやつが出てきたなあと思い出す。食べ残してたんだろうなあ。

することが特にないので芋を焼いて食べる。
いつもキャンプと言えば食べている。
 寂しかったキャンプ場が賑やかになってきた。

 サッカーボールを蹴りだす。
元気だなあ~なんかいいことあったんでしょうかね。

隣の蹴球場で集団蹴鞠に興ずるところのやんごとなき公達のご子息たちが、野営場で準備運動をし始めた。
ゆえに完全に校庭で芋を焼いている風情になってきた。
ボールが飛んできて、コンロにぶつかり始めた。
我々を横目にアップを始める少年たち。
熱血系コーチが叫び始める。
砂ぼこりが充満してきたので、ここは移転することにした。
熱意に負けたわけではない。
流浪の民だ。今、西欧で流行の。
流行りといえばラジオで言っていたが、最近ロースタイルのキャンプが人気だとか。
何のことやら(んン低予算の貧乏くさいキャンプか!ぼく?)と聞いていたところ、どうやら視点が低いキャンプとのこと。
持ち運びに嵩張る大きな道具が少ないキャンプということらしい。
じゃあ、俺たち最先端じゃん。と思っていたが、流行っていると言われると辞めたくなるね。

昼は焼きそば。
ニンジンが生焼けになってしまって幾分土臭いが勢いで食べる。

昼過ぎに撤収。
キャンプ明けの日は布団に入ると何も思わないうちに寝てしまうのがいい。
布団と屋根の良さが身にしみるのだ。

次の日、月曜は出勤。会社関係で通夜があった。
式場まで久しぶりに片道30キロ程度の長乗りをした。
礼服の上に防寒ツナギを着て行ったのだが、今治から松山への峠越えをしたこともあり、かなり寒かった。
いつも峠を走ると思うのだが、上手くはなってないね。暗い峠はより怖かった。

火曜日。いわゆる文化の日。
またもや小六郎、柿之進と今治を歩く。
遠足のような散歩だ。
よく晴れて気持ち良い。
出て早々から柿之進はおやつの心配をしている。
「おやつどうするん」としつこい。
これこれ轢かれますよ!
近所だが知らないとこが多い。
 なんだろう、水路に小さな細長い巻き貝が無数にいる。
 ソーラーパネルが並べてある。
川に突き当たった。これは今治の東を流れる頓田川。
予讃線が見える。単線だ。
(必要ないと思うが)新幹線など四国ではまだ夢の乗り物なのだ。
鉄橋がある景色はいい。




休日だが、重機が動いて護岸の補修工事らしきことをしていた。
1人で頑張っていた。


県の仕事のようだ。
腰のくねりが可愛いと評判の某キャラ。
体操服を着たバージョンもあるのだがブルマぽっい。メスらしい。
鴨がいる。コガモか。
 こちらにもコガモ。
子カモという意味ではなく、そういう種類。
 オオバンがいる。
これは獲ってはいけない。
 いつもウナギ釣りに来る橋その1。とんだばし。
こちらは足が黄橙色のカモ。ジリ垂涎のカルガモだ。
…多分そうじゃないかな。よくわからない。
デカイからそう思った。
間違って、獲ってはいけないとされる種類のカモを撃つと、その時点で複数の法令に違反してしまうので、撃つ際にはくれぐれもご注意を。
自己責任です。
ウナギ釣りの橋その2。とんだがわばし?
海にたどり着いた。川が海につながっていることがよく分かるね。
ここで柿之進お待ちかねのおやつ。
サイクリングロードの車止めで休憩だ。
私と付き合っていると人目に恥ずかしい思いをするというのに、みな慣れて来たようだ。
ソーラーパネル。
今治でも増えてきた。
私はこの風景が嫌いです。何より見た目が不細工だから。
自覚なき小金持ちがケチ臭さを披露しているようで目に余る。
屋根につけるのはいいと思うんだけど、余った土地とか休耕地とか、ましてや山林を切り開いてまで設けるというのはどうかと思う。何がエコやねんってなりますわ。
ただひたすら、ど近眼のエコノミーなだけ。
おっと、怒ってしまったいけないいけない。
続けて
今治藩主の墓に行ってみようと思う。
崩れかけた石段を登っていく。
霊感がある人はくらくらするかもしれない。
僕らは平気だ。
土足でおじゃまする。
灯籠が無数に(大げさ)に並んでいる。
三代目の墓らしい。
初代の墓らしい。
もう一つ四代目の墓があったが、逆光で画面が緑色になる。
霊的なものに邪魔されたのかもしれないね。
やや整備された階段を下っていくと溜池があり脇の山道を登っていく。
すると団地にでる。

団地の真ん中に古墳がある。
古墳だ。石棺が見える。団地を開発した時に出てきたとのこと。
池の南側を周って
道を直してる仕事中おじゃましつつ。
坂を下って、誰かの霊廟。
南北朝の頃、南朝側について戦ってた人がこの辺で病没したらしい。
病名は定かではない?(覚えていない。)
更に下って曲がって、
国分寺塔の跡。


大きな石がゴロゴロと掘り出されたじゃがいもよろしく並んでいる。
この上に7重 60mの塔が建っていたというのだから驚きだ。



国分寺。四国の名物お遍路の一つで観光地らしくなっている。


国分寺ね。

お遍路だからこういう人もいる。
どうして旅をしていることを主張するのかと思うが。
めぐんでもらいたいのだろうか。
若さがにじみ出ているのは確かだ。
柿之進がカッコいいと言っていたので、まあ大学にでも行ったらやってみればと言っておいた。

行けたらな。


あとは帰路。
コンビニが近づいてくると、その幟を見て柿之進は「肉まんが安いんだって~」とか言ってくる。
( ´_ゝ`)フーン。そうなんだ~と言いつつさっと左折し寂れた団地に入る。
 こんな誰やねんっていうポスターを張った美容室がある。
下は岡本とかいうJ系の人だと思ったのだが妻によると違うらしい。
正直見分けがつかない。

この団地、小さい割に呑んべえが多いのか酒屋が3件ほどあった。
店前を通る度「酒屋だって~」と柿之進がうるさい。どうやらジュース買って欲しいらしい。
団地を通り過ぎたところで、とうとうはっきり「のど乾いた、ジュース買って」と言い出す。
「そんな金はないかな」と言うとすっかり黙りこんだ。怒ってしまったようだ。
柿之進怒り心頭の中バイパスにたどり着いた。
 また頓田川橋。
そろそろ遠足も終わりか。
沢ガニ漁のかごが見える。

歩いた距離13.2キロ。
小学生たち、よくぞ歩けるようになったものだ。

おっさんはこの日もよく寝れた。

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